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2012年04月24日

細管と太管の違い

細管と太管ではマウスピースのシャンクが違いますから、太管用のマウスピースで自分に合うものを調達しておかないと細管用のマウスピースは使えません(アダプターというのもありますが、やはりそれ用のマウスピースをお勧めします)ので要注意です。

演奏上の違いは入れる息の太さが大きな違いになりますが、その他、細かなニュアンスが付けやすい、とか管が細いために入れる息が細くなり、それによって高音が気持ち出しやすい等あると思います。

最近はドイツの職人さんもクラシック一辺倒ではなく「ジャズモデル」と称した細管を作っています。
それとは別にクラシック用のトロンボーンを作っていますが、ボアサイズも管の細い方から1,2,3,4,5と5種類作っています。
1が細管、2が中細、3が太管、4、5がバス(バスのボアサイズを2種類、というのはドイツ位でしょうけど)となります。

また、テナーが細管・太管関係なしに中音域から高音域を中心に据えて作られているのに対し、バスは低音域の使用を中心に考えて作られています。当然セクションの支え、土台になるわけですからそれなりに太い音を求められます。ゆえに協奏曲などを聴いてもらえば一目瞭然なのですが、音色も「この辺がおいしい」という音域も当然変わってきます。息の使い方(入れ方)もまるで別の種類の楽器のように変わりますし、同じトロンボーンとはいえ、性格は全く別の楽器といっても過言ではありません。



  • Posted by ギブソンファン  at 13:11 │Comments(0)

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